- ファンが選ぶ!鬼滅の刃かっこいいシーンランキング
- 【第10位】冨岡義勇「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」
- 【第9位】胡蝶しのぶの覚悟と蟲の呼吸「蝶ノ舞 戯れ」
- 【第8位】嘴平伊之助「獣の呼吸」で見せる野生の勘と仲間想いな一面
- 【第7位】我妻善逸「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・六連」
- 【第6位】宇髄天元「譜面が完成した」遊郭編でのド派手な共闘
- 【第5位】竈門炭治郎と竈門禰豆子の絆が生んだ「ヒノカミ神楽 円舞」
- 【第4th】竈門炭治郎の覚醒!上弦の陸との戦いで見せた執念
- 【第3位】時透無一郎「僕の“無”は“無限”の“無”なんだ」
- 【第2位】竈門炭治郎 VS 猗窩座「心を燃やせ」を継ぐ戦い
- 【第1位】煉獄杏寿郎「心を燃やせ」無限列車での猗窩座との死闘
ファンが選ぶ!鬼滅の刃かっこいいシーンランキング
社会現象を巻き起こした「鬼滅の刃」。この物語の魅力は、個性豊かなキャラクターたちだけではありません。観る者の心を鷲掴みにする、数々のかっこいいシーンが存在します。絶望的な状況でも決して諦めない心。仲間を守るために己を顧みない覚悟。そして、強敵に立ち向かう圧倒的な剣技。今回は、数ある名場面の中から、特にファンからの支持が厚い「かっこいいシーン」をランキング形式で紹介します。あの感動と興奮を、もう一度味わってみましょう。
【第10位】冨岡義勇「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」
那田蜘蛛山での戦い。絶体絶命の炭治郎を救ったのは、水柱・冨岡義勇でした。父蜘蛛の圧倒的な力の前に、炭治郎の日輪刀は折られてしまいます。万策尽きたその時、静かに現れた義勇。彼は、十二鬼月である累が放つ血気術を、いとも簡単にさばいてみせます。そして累が最強の技を繰り出した瞬間、義勇の間合いに入った途端、糸がすべて斬り刻まれました。これが「水の呼吸 拾壱ノ型 凪」。義勇自身が編み出した、静寂と精密さを極めた剣技です。その表情一つ変えない姿と、絶対的な強者の余裕に、誰もが「かっこいい」と感じたはずです。あまりの静けさに、累自身も何が起きたか理解できないほどでした。このシーンは、柱という存在の圧倒的な強さを初めて見せつけた、衝撃的な名場面です。
【第9位】胡蝶しのぶの覚悟と蟲の呼吸「蝶ノ舞 戯れ」
同じく那田蜘蛛山で、姉蜘蛛を追い詰めた蟲柱・胡蝶しのぶ。彼女の戦闘スタイルは、他の柱とは一線を画します。毒で鬼を滅するその姿は、まるで蝶が舞うかのようです。軽やかな身のこなしで相手を翻弄し、一瞬の隙を突いて毒を注入する「蝶ノ舞 戯れ」。その戦い方は、優雅でありながら恐ろしいほどの殺意を秘めています。彼女の笑顔の裏には、鬼に殺された姉の仇を討つという、燃えるような怒りと覚悟が隠されています。ただ強いだけではない、その生き様と信念が、彼女のかっこよさを際立たせています。力がないからこそ、知恵と工夫で鬼と渡り合う。その姿は多くの視聴者の胸を打ちました。
【第8位】嘴平伊之助「獣の呼吸」で見せる野生の勘と仲間想いな一面
常に猪の頭を被り、「猪突猛進」を体現する嘴平伊之助。彼の魅力は、予測不能な「獣の呼吸」と、その野生の勘にあります。那田蜘蛛山では、巨大な父蜘蛛を相手に、二刀流で果敢に立ち向かいました。その戦い方は、荒々しくも理に適っており、常人には真似のできないものです。しかし、伊之助のかっこよさは戦闘だけではありません。無限列車編では、炭治郎や仲間たちを守るため、身を挺して戦いました。普段は誰よりも好戦的ですが、心の底では仲間を大切に想う気持ちがあります。「信じると言われたならそれに応えること以外考えんじゃねぇ」という言葉は、彼の不器用な優しさと男気を示しています。そのギャップこそが、伊之助の真のかっこよさと言えるでしょう。
【第7位】我妻善逸「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・六連」
普段は臆病で泣き虫な我妻善逸。しかし、極度の恐怖で眠りに落ちた時、彼は真の力を発揮します。那田蜘蛛山で蜘蛛の毒に侵され、死を覚悟した善逸。そこで彼は、師匠である桑島慈悟郎の教えを思い出します。「一つのことしかできないなら、それを極め抜け」。その言葉を胸に、善逸は意識の底で技を繰り出します。それが「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・六連」。閃光が何度も走り、一瞬で鬼を葬り去るその姿は、普段の善逸からは想像もつきません。たった一つの技を極限まで磨き上げたその剣技は、見る者に鳥肌を立たせました。気絶しているからこそ見せる本気の強さ。この特異なかっこよさは、善逸ならではの魅力です。
【第6位】宇髄天元「譜面が完成した」遊郭編でのド派手な共闘
「ド派手に行くぜ」が口癖の音柱・宇髄天元。遊郭編での上弦の陸・妓夫太郎と堕姫との戦いは、鬼滅の刃の戦闘シーンの中でも屈指の名場面です。彼は元忍びとしての高い身体能力と、音の呼吸を駆使して、二体の強力な鬼と互角以上に渡り合います。特に、敵の攻撃パターンを読み解き、反撃のリズムを構築する「譜面」が完成した瞬間は、まさに圧巻の一言。片腕と片目を失いながらも、その闘志は一切衰えません。炭治郎、善逸、伊之助と連携し、絶望的な状況を覆していく姿は、本当のリーダーそのものでした。「こっからはド派手に行くぜ」。その言葉通り、最後までド派手に戦い抜いた宇髄天元のかっこよさに、多くのファンが痺れました。
【第5位】竈門炭治郎と竈門禰豆子の絆が生んだ「ヒノカミ神楽 円舞」
鬼滅の刃という物語の根幹をなす、炭治郎と禰豆子の兄妹の絆。その絆が最も美しく、そして力強く描かれたのが、那田蜘蛛山での累との戦いです。累の血気術によって絶体絶命のピンチに陥った炭治郎。折れた日輪刀を手に、死を覚悟したその時、走馬灯の中で亡き父の姿を見ます。そして思い出すのです。父が舞っていた「ヒノカミ神楽」※を。水の呼吸から、ヒノカミ神楽の呼吸へと切り替えた炭治郎。燃えるような刃が、累の糸を断ち切ります。さらに、眠っていた禰豆子が血気術「爆血」で炭治郎の刀を炎に染め上げます。兄妹の力が一つになった瞬間でした。この「ヒノカミ神楽 円舞」は、作画、音楽、演出の全てが完璧に融合した、伝説的な名シーンです。
※ヒノカミ神楽:竈門家に代々伝わる日の呼吸の舞。耳飾りと共に、父から子へと受け継がれてきた。
【第4th】竈門炭治郎の覚醒!上弦の陸との戦いで見せた執念
遊郭編での死闘は、炭治郎を新たな領域へと覚醒させました。仲間たちが次々と倒れ、絶望的な状況に追い込まれた炭治郎。しかし、彼は諦めません。全身の骨が軋むほどの痛みを感じながらも、妓夫太郎に立ち向かいます。その時の炭治郎の表情は、まさに鬼気迫るものでした。怒りと覚悟が、彼の潜在能力を限界以上に引き出します。ヒノカミ神楽の精度は極限まで高まり、上弦の鬼である妓夫太郎を一人で追い詰めるまでに至ります。あと一歩で頸を斬れるという瞬間、身体が限界を超えて動かなくなってしまいます。しかし、その執念と気迫は、間違いなく作中屈指のかっこよさでした。守るべきもののために、自分のすべてを懸けて戦う。炭治郎の主人公としての魂が、最も輝いた瞬間の一つです。
【第3位】時透無一郎「僕の“無”は“無限”の“無”なんだ」
刀鍛冶の里編で、霞柱・時透無一郎が見せた覚醒シーンは、多くのファンの心を掴みました。過去の記憶を失い、どこか他人事に生きていた無一郎。しかし、炭治郎の言葉や、小鉄少年を守ろうとする中で、彼は記憶を取り戻します。そして、自分にとって本当に大切なものが何であったかを思い出すのです。上弦の伍・玉壺を前に、彼は言い放ちます。「僕の“無”は“無限”の“無”なんだ」。ここからの無一郎は、まさに圧倒的でした。霞の呼吸を駆使し、玉壺を翻弄。痣を発現させ、たった一人で上弦の鬼を倒してしまいます。他人のために力を振るうことの意味を見出した彼の姿は、以前の無一郎とは別人でした。クールなだけでなく、熱い想いを秘めた彼の本当のかっこよさが爆発した名場面です。
【第2位】竈門炭治郎 VS 猗窩座「心を燃やせ」を継ぐ戦い
無限列車編での煉獄杏寿郎の死から時を経て、炭治郎は因縁の相手である上弦の参・猗窩座と再び対峙します。以前は手も足も出なかった強敵に対し、炭治郎は修行の成果をぶつけます。煉獄から受け継いだ「心を燃やせ」という想い。それを体現するかのように、炭治郎は驚異的な成長を遂げていました。猗窩座の破壊殺・羅針をかいくぐり、ヒノカミ神楽で肉薄します。そしてついに、猗窩座の頸を斬り落とすことに成功するのです。この戦いは、単なるリベンジではありません。煉獄の意志を受け継いだ炭治郎が、その死を乗り越え、鬼殺隊の主軸として成長したことを証明する戦いでした。煉獄の幻影が背中を押すシーンは、涙なしには見られません。炭治郎の成長と覚悟が凝縮された、最高にかっこいいシーンです。
【第1位】煉獄杏寿郎「心を燃やせ」無限列車での猗窩座との死闘
そして、堂々の第1位は、やはりこのシーン以外には考えられません。無限列車編のクライマックス、炎柱・煉獄杏寿郎と上弦の参・猗窩座の激闘です。夜明けが近い中、乗客200人の命を守り抜くため、煉獄はたった一人で猗窩座に立ち向かいます。その戦いは、まさに死闘。左目を潰され、肋骨を砕かれ、内臓を損傷しても、煉獄の闘志は消えません。「俺は俺の責務を全うする!ここにいる者は誰も死なせない!」。その言葉通り、彼は最後まで戦い抜きました。腹部を貫かれながらも、猗窩座の頸を斬りかけ、夜明けまで引き留めようとする姿は、鬼気迫るものがありました。強さとは、肉体的なものだけではない。精神の強さ、信念の強さこそが本物なのだと、彼はその生き様で教えてくれました。そして、炭治郎たちに遺した「心を燃やせ」という言葉。彼の生き様そのものが、鬼滅の刃という物語を象徴する、最高にかっこいい名場面です。