醜い化け物
なんかじゃない
鬼は虚しい
生き物だ
悲しい生き物だ
炭治郎のこの言葉に、義勇は衝撃を受けたような顔をします。おそらく、自分の思い込みを壊されたからでしょう。いや、それだけではないかもしれません。義勇もまた、炭治郎が口にした「醜い化け物なんかじゃない/鬼は虚しい生き物だ/悲しい生き物だ」という真実に、かねてから、無意識的に気づいていたのかもしれません。だからこのとき、衝撃を受けたのかもしれない。いずれにせよここで語られた炭治郎の言葉は、『鬼滅の刃』の基本的な世界観を示すものがありますね!